スクワットの魅力について語ろうと思う。
僕はスクワットと聞くとどうしても中学校で経験した辛いスクワットを思い出す。
それは、15人ほどで円を描くように並び、点呼をとるように順番に回数を叫びながらしゃがんでは立ち上がるという動作だった。
あれから17年、今僕はジムの鏡の前に立ちバーを増帽筋(首から背中にかかる部分)のあたりで受けてスクワットをしている。
中学時代にとても苦しかったスクワットだが、今はとても楽しい。
なぜか。
バーの重さは、重りをつけて52.5㎏だ。このバーが重力に従って容赦なく僕の身体に負荷をかける。僕はバーに潰されないようにしっかり地面に足を踏ん張ってスクワットをする。僕は酸欠になり苦しくなる。
これをやり遂げたとき僕はこう感じる。
『バーに勝ち、重力に逆らった。ひいては、自分に勝った。今、僕は生きている。』
やってごらん。