6月が始まった。
今日は6月1日だ。みなさまお元気だろうか。2017年も折り返し地点だね。
さて、2017年5月は、朝起きたらベットメイキングをする習慣をつけた。
この6月は、家計簿だ。具体的な行動は、「帰宅したらその日集めたレシートをエクセルのファイルに入力してレシートを捨てる」だ。
僕がお小遣いをもらえるようになった7歳くらいから雨の日も雪の日も雷の日も試してみたけど続かなかった習慣だ。これを習慣づけられたら、足元がしっかりしている人になれる。足元がしっかりすれば収支を予測してやりたいことができるようになる。
小さいことから積み上げていくよ。
10年前(21歳)の僕へ
よお、相変わらず1人で感傷に浸っているのか。まぁ、31歳のおっさんになっても同じように1人で感傷に浸っているから安心していいよ。君は、1人でいることが寂しいことだと知っているのに1人になろうとする癖がある。それであれだ、「喜びを分かち合うことが幸せなんだ」(『into the wild』)とか日記に書いているんだろ。安心しろ、10年経っても何も変わらないよ。
だけど、1つ変わったことがある。今君は、生きることに疲れていると思うが、10年後、君はきちんと生きている。そして、これからも生きようとしている。相変わらず、人生にもがいているし寂しさも抱えているが、毎日、少しでも良くなるように願いながら生きてるよ。
これからいろんな経験をするだろう。悔しい思いもするだろう。どうしようもない無力感に襲われることもあるだろう。だけど、これだけは覚えておいてくれ。君はいつも大きな目標を作りたがるが、大きな目標は、小さなことを少しずつ積み重ねていくことで叶うんだ。だから、まずは小さなことをしっかり積み上げていくんだよ。
ぼちぼち頑張れよ。
飛行機雲
青い空にとても映えていた。
まっすぐな飛行機雲の先には飛行機が飛んでいる。
飛行機の乗客が見ることができない飛行機雲を僕は見ている。
ひとり酒
土曜の夜18時仕事終わりに僕はひとり、居酒屋の暖簾をくぐる。週末ということもあって店内はとても賑わっている。この店は日本酒をメインとする居酒屋だが、雰囲気はバルのようにとてもお洒落だ。そのせいか日本酒メインの居酒屋にしては女性同士のグループ客や、20代前半くらいの若いカップルも珍しくない。
僕は仕事で疲れたときにこの店を使うが、土曜に来たのは初めてだ。店内には、女性のグループ客の喧しい笑い声、中年サラリーマン2人組の仕事論議、ぎこちない若いカップルのこれからの希望に溢れた声、まるで世界中の土曜の楽しみがこの店に凝縮しているようだ。僕は1人、ハイボールとポテトサラダを注文する。1人分にしては多いポテトサラダをハイボール片手にもりもり食べていると寂しさが押し寄せてくる。普段なら店主と「最近元気?」くらいの会話をするが、寂しさを酒で飲みこんでいた僕は、話しかけることができなかった。
寂しさに耐えかねて僕の孤独から逃げるように店を後にした。
女々しい男
僕は子供のころ、カール(チーズ味)が大好物であった。
そのカールが東日本では販売が停止されるというニュースに触れた。僕は、東日本に住んでいるからカールを買うことができなくなる。あの絶妙にリングではない形をしているカールを食べることができなくなる。
そう思った僕は、衝動的にカールを求めて走った。スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど何軒もカールを買い求めたが、どこにも売っていない。
そこでふと我に返って考えた。20年前、10歳くらいだった僕はカールが大好きだった。まさにカール大帝だった。あれから20年、僕はカールを食べていただろうか。中高生の頃の僕は、痩せたいという自意識に苛まれスナック菓子であるカールに見向きもしなくなっていたのではなかったか。それにここ数年は、「肉体改造だ、むね肉だ、高たんぱく、低脂質!」と言って、カールを含むスナック菓子を避け続けていたのではなかったか。
これではまるで、去り際の彼女の後ろ髪を引くようなものではないか。
なんとかっこ悪い。
カールよ、冷たくしてごめん。
だけど、最後に1袋だけ食べたい。