~落書き帳~

かずです。どうぞよろしくお願いします。

10年前(21歳)の僕へ

 よお、相変わらず1人で感傷に浸っているのか。まぁ、31歳のおっさんになっても同じように1人で感傷に浸っているから安心していいよ。君は、1人でいることが寂しいことだと知っているのに1人になろうとする癖がある。それであれだ、「喜びを分かち合うことが幸せなんだ」(『into the wild』)とか日記に書いているんだろ。安心しろ、10年経っても何も変わらないよ。

 だけど、1つ変わったことがある。今君は、生きることに疲れていると思うが、10年後、君はきちんと生きている。そして、これからも生きようとしている。相変わらず、人生にもがいているし寂しさも抱えているが、毎日、少しでも良くなるように願いながら生きてるよ。

 これからいろんな経験をするだろう。悔しい思いもするだろう。どうしようもない無力感に襲われることもあるだろう。だけど、これだけは覚えておいてくれ。君はいつも大きな目標を作りたがるが、大きな目標は、小さなことを少しずつ積み重ねていくことで叶うんだ。だから、まずは小さなことをしっかり積み上げていくんだよ。

 ぼちぼち頑張れよ。

ひとり酒

 土曜の夜18時仕事終わりに僕はひとり、居酒屋の暖簾をくぐる。週末ということもあって店内はとても賑わっている。この店は日本酒をメインとする居酒屋だが、雰囲気はバルのようにとてもお洒落だ。そのせいか日本酒メインの居酒屋にしては女性同士のグループ客や、20代前半くらいの若いカップルも珍しくない。

 僕は仕事で疲れたときにこの店を使うが、土曜に来たのは初めてだ。店内には、女性のグループ客の喧しい笑い声、中年サラリーマン2人組の仕事論議、ぎこちない若いカップルのこれからの希望に溢れた声、まるで世界中の土曜の楽しみがこの店に凝縮しているようだ。僕は1人、ハイボールとポテトサラダを注文する。1人分にしては多いポテトサラダをハイボール片手にもりもり食べていると寂しさが押し寄せてくる。普段なら店主と「最近元気?」くらいの会話をするが、寂しさを酒で飲みこんでいた僕は、話しかけることができなかった。

 寂しさに耐えかねて僕の孤独から逃げるように店を後にした。

女々しい男

 僕は子供のころ、カール(チーズ味)が大好物であった。

 そのカールが東日本では販売が停止されるというニュースに触れた。僕は、東日本に住んでいるからカールを買うことができなくなる。あの絶妙にリングではない形をしているカールを食べることができなくなる。

 そう思った僕は、衝動的にカールを求めて走った。スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど何軒もカールを買い求めたが、どこにも売っていない。

 そこでふと我に返って考えた。20年前、10歳くらいだった僕はカールが大好きだった。まさにカール大帝だった。あれから20年、僕はカールを食べていただろうか。中高生の頃の僕は、痩せたいという自意識に苛まれスナック菓子であるカールに見向きもしなくなっていたのではなかったか。それにここ数年は、「肉体改造だ、むね肉だ、高たんぱく、低脂質!」と言って、カールを含むスナック菓子を避け続けていたのではなかったか。

 これではまるで、去り際の彼女の後ろ髪を引くようなものではないか。

 なんとかっこ悪い。

 

 カールよ、冷たくしてごめん。

 

 だけど、最後に1袋だけ食べたい。

気づくことと動くこと

  暑い日が続いているが、今日は木曜日だからあと1日働けば週末がやってくる。明日の英気を養うために夕飯はそばにしよう。僕は天丼も好物だから、天丼も食べよう。

 固い決意、断固たる決意だ。僕は帰路こうつぶやいた。

「せいろの大盛とミニ天丼だ。食うぞ。」

 

 午後7時、そば屋の暖簾をくぐる。店内は座れないほどではないが賑わっている。暑い日にはそばが食いたくなるものだ。

 席に案内されるなり僕は「せいろ大とミニ天丼」とはっきり注文した。

 すぐに隣の客も続ける「せいろとミニカツ丼」。

 割烹着を着たおばちゃんは、厨房に向かってこう言った。

 

 「せいろ大とミニカツ丼」それと「せいろとミニカツ丼」

 

 おい、ちょっ、待てよ。僕の中のキムタクが顔を出しそうになった。

 だが、僕はキムタクではないので、割烹着を着た愛想の良いおばちゃんに怪訝な目をむける。

 おばちゃんは、にこやかに「ミニ天丼とせいろ大、ちゃんと通っているよ。」と僕に言う。

 違うよ、おばちゃん。おばちゃん忙しいから思っていることと言っていることが違うよ。内心僕は叫んだ。だが、僕も疲れている。僕の聞き間違いかもしれない。おばちゃんがにこやかに大丈夫っていうから、信じてみよう。

 

 「おまたせ」

  

 おばちゃんは満面の笑みでせいろ大とミニカツ丼を持ってきた。

痩せるためには

連日初夏の陽気が続いている。

夏本番はもうすぐそこだ。

今年こそは割れた腹筋で夏を迎えたい。

そんな君には、スクワットだ。

 「摂取カロリー」-「消費カロリー」=【体重増】or【体重減】 

【体重減】にするには摂取カロリーを減らす又は、消費カロリーを増やす必

要がある。

おいしいものは食べたいので、「消費カロリー」を増やすことにする。

そして大きい筋肉は下半身にある。

したがってスクワットだ。

「2018夏」のためにいまから始めよう。